【Deeper Heroインタビュー】SUPフィッシングのススメ(カメラマン柳田由人さん)

Introducing Deeper Heroでは、Deeper HeroとしてDeeperの魅力を発信していただいている方々へのインタビューの模様をご紹介します。みなさん釣りが好きなのはもちろんのこと、それぞれのライフスタイルは多種多様。さまざまな生き方をDeeperを通じてご紹介できればと思います。

今回は元プロスノーボーだという経歴を持ち現在はプロのカメラマンとして活躍されている柳田由人さんです。

Q.多方面でカメラマンとしてご活躍中の柳田さんですが、写真を撮り始めたのはいつごろからですか?

柳田

実は私の父もカメラマンだったんです。昔、東京で写真館を営んでおりまして、ある時祖父が住んでいた宇都宮に移って写真スタジオを開設したんです。小学生のころから父にはよく渓流釣りに連れて行ってもらいました。お正月には茨城の海へ行き、祖父と父と三人で初日の出を見ながらファミリーフィッシングをしたりして、そこで釣りの楽しさを学んだんだと思いますね。高校を卒業して、僕もいつかは写真館を継ぐのかなぁくらいに思って、なんとなく写真学校に通うことにしたんです。ところが、写真学校の周りの人たちは本気でカメラマンを目指している人ばかりで(笑)、彼らに影響を受けて自分ももなにかに本気で取り組もうと思いました。それで見つけたのがスノーボードでした。写真学校を卒業して20歳から25歳までプロのスノーボーダーとして、スポンサーの方の支援もいただきながら、国内外で競技していました。長野も新潟もだいたいのスキー場は山にあるので、春の雪解けの季節になって渓流釣りが解禁になると真っ先に釣りをしていましたね。コロラドやニュージーランドに遠征するときもタックルセットを持っていき、近くの川で釣りをしていました。ニュージーランドは本当に大きなトラウトが釣れるんです。父との約束で、25歳になってスノーボードで食っていけなさそうなら自立して働きなさいというものがあったのですが、結局26歳くらいまで悩んで(笑)、写真を撮ることが好きで勉強もしていたので、カメラマンになろうと決めました。もともと、絶景などに出会うと、父や母に見せてあげたくて写真を撮るような子どもだったので、向いている仕事だったのかなとは思います。最初はプロの方のアシスタントとして働き、アルバイトを掛け持ちして機材をそろえ、スノーボードカメラマンとして独立しました。最近はスノーボードに限らずアスリート、バイクや車、タレントやモデルの撮影など幅広く活動しています。

Q.写真を撮るときに大切にしていることってなんですか?

柳田

最近はスマートフォンのカメラも進歩してきて、だれでも写真を撮れる時代になりました。そんな時代の中でプロのカメラマンとして心がけていることは、ふたつあります。一つは「まず、その場にいること」。スマートフォンで写真を撮りやすい時代にはなりましたが、自分が撮りたいと思った瞬間にその場にいなくては写真は撮れません。それはいくら腕の良いカメラマンでも同じことです。要するに現場主義だと思うのですが、「撮りたい瞬間」に立ち会い、シャッターを切ること、それを大事にしています。
もう一つは、「自然な姿をかっこよくとらせてもらう」ということ。もちろんポーズをとってもらうこともありますが、僕が本当に撮りたいのは、自然な姿です。本気で何かに向かい合っている姿をかっこよく撮りたい、そう思います。

Q.では釣りについて聞かせていただきたいと思います。最近はどんな釣りをされていますか?
柳田

最近はSUP(スタンドアップパドルボート)で沖にに漕ぎ出してマダイを釣るのにはまっています。もともとサーフィンをやっていて、一度仲間と夜釣りに行こうという話になったんです。近所で安いバイブレーションルアーを買っていったのですが、いきなり50cmのマゴチが釣れまして(笑)。それでもうはまってしまいました。茅ケ崎のあたりは魚が回ってくると浜に釣り人が横一列に並んで釣るんです。せっかく自然の中にいる時間なのに横にいる人に気を使いながら釣らなくてはならないのがなんだかなぁと思っていたんですが、そうしたらSUPボードを持っていた人がスルスルっと浜から漕ぎ出し、沖で釣っているんですよ。15分くらいして戻ってきてなんと、75cmのシーバスを持っているんです!もう感動して「これだ!」と思いましたね。家の中のものをいろいろ売ってSUPボードを買いました(笑)。
SUPフィッシングは他の人に気兼ねすることなく自分のリズムで釣りができるので気に入っています。あとはそのシンプルさが僕のスタイルと合っていると感じます。SUPにもクーラーボックスやロッドスタンドを取り付ける人もいますが、僕の場合は、SUPボード、パドル、ライフジャケット、ロッド、ルアー、腰かご、スマートフォン(防水ケース)、あと最近はDeeperをポケットに入れて持っていきますが、本当にそれだけです。

Q.SUPフィッシングの魅力ってどんなところでしょう?

柳田

最初に言っておきたいのは、SUPは簡単そうに見えるけれど、潮の流れを把握したり漕ぎ方を習得したりと、リスクもあります。それを知ったうえでもやはり魅力なのはその手軽さですね。ボートよりもコンパクトですし、遊漁船のように予約も必要ありません。

あとは、今まで誰も攻めなかったところに漕いで行ける ところでしょうか。よく、SUP釣りは「サーフの投げ釣りと、遊漁船の寄れるギリギリとの間の穴場を狙え」と言われます。投げ釣りでは届かない距離で、でも遊漁船が近づいて来れる範囲にも限界があり、SUPだとその間を狙えるんです。普段茅ケ崎ではえぼし岩周辺(沖合2~3km)くらいで釣っています。小田原に行くときは、あそこは急に深くなるのでそこまで漕ぎ出す必要もなく、沖合1kmくらいですかね。ルアーをひっさげたまま漕いでトローリングしたり、海上で止まって座るかたったままキャストして釣ったりもします。最近はインフレータブル(空気を入れるタイプ)のSUPも登場していますね。空気を入れるというのはやはりいつかは抜けるわけで、沖合で空気が抜けたら怖いので、僕はやはりハードボードを使っていますが、そんなに沖に行かないのであればインフレータブルでもいいかもしれません。インフレータブルなら軽自動車にも詰めますしね。繰り返しますが、ライフジャケットは必須です。

Q.さて、本題ですが(笑)、Deeperを使ってみていかがですか?
柳田

Deeperの最もうれしいのは、僕のスタイルに合っていることです。実はDeeper Heroの話をいただいたときにほかの会社の魚群探知機の購入も検討していましたが、SUPに取り付けるとなると結構かさばるんです。先ほども言いましたが、僕はシンプルなスタイルが好きなので、ポケットにも入るサイズのDeeperは本当に求めていた製品でした。初めて使ったときから大きなマダイを釣ることができて、性能にも満足しています。スキャンによってベイトフィッシュの群れがどこにいるかがわかるのがありがたいですね。あと、マダイ釣りでは、自分の下に魚影が「いるか・いないか」が本当に重要で、Deeperでそれがわかるのでとてもありがたいです。そこに魚がいないのであればいくら仕掛けを下ろしていてもだめなので、さっさと移動します(笑)。

Q.使っていての不満、改善点などなにかありますか?

柳田

Deeper本体については特にないです。細かい魚まで移りすぎてしまう場合は感度を下げて使うと見やすくなるというのを教わったので今度試してみようと思っています。ひとつあるとすれば、フレキシブルアームをもっと軽量化、コンパクト化できないでしょうか。ボートでは問題ないかと思いますが、SUPやカヤックに取り付けたい人は重量をとても気にすると思うので、なるべく軽くなるといいですね。Deeper本体より重いので外れた時に沈んでしまうのも怖いですね。

Q.確かにそうですね。技術的な課題もあるかとも思いますが、技術部に要望として伝えてます。ボートなどに取り付けるときは、外れても沈まないように、安全ストラップを結んでいただくようにお願いしております。

本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。

柳田さんの作品は以下のウェブサイトからご覧いただけます。息をのむほどに美しく、かっこいい瞬間をぜひご覧ください。

https://www.yoshitoyanagida.net/

柳田由人 Yanagida Yoshito

プロカメラマン

1973年生まれ。兵庫県で生まれ、宇都宮で釣りを覚え、現在は茅ケ崎在住。

元プロスノーボード選手という経歴を持つ。現在は国内外にわたってスノーボード選を中心に、スポーツ系、アスリートの撮影などを行っている。

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